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GACKTがフランスのパリのホテルで露骨な人種差別に遭う!~まさか自分が~ [芸能ニュース]

ミュージシャンのGACKTが、フランスのパリのホテルで露骨な人種差別に遭い、
そのいきさつを3月30日配信のブログマガジンに記していたことが判明した。


GACKTはイタリアへ行く途中、パリに立ち寄り、
3月29日の夜は、空港近くのホテルで1泊したそうだ。


そして朝、1人で朝食を摂ろうとホテル内のビュッフェに入ったところ、
他に誰も客はおらず、入口近くの眺めのいい席に腰を下ろすと、
店員に奥の席へ行くようにと告げられたそうだ。


「外の景色が見たかったボクからしたら、
 入口の景色が見える席が良かったな…とは思ったんだけれどな」


仕方なく席を移ると、後から来た白人客が、
GACKTがさっきまで座っていた席に着いたが、店員は何も言わなかった。


そこまでは、GACKTもただ不思議に思っただけだった。


やがてアジア人客が、また入口近くの席に座ろうとして
GACKTの近くの席を指示され、
次に中国人の団体客が、やはり同じ目に遭った。


奥の席はアジア系の客で埋まり、更に入ってきたアジア人は、
白人客の近くの席が空いているにも関わらず、入店を断られた。


そこまで観察して、GACKTも

「あははははははは。
 わかるか、これ?
 ものすごく分かり易い差別だよ。」

と、確信したそうだ。


「まさか、自分がこんな風にあからさまに差別を受けるとは
 思ってもみなかったから、大ウケだよ。」

と、あきれて笑ってしまうGACKT。


ただ、この男は、そのままで引き下がりはしない。


いったんビュッフェを出たGACKTは、
2分後に再入店、今度は入り口近くの席に座った。


店員が飛んできて、

「向こうに座れ!」

と、“アジア人席”を指差した。


しかしフランス語をしゃべれるGACKTは、笑顔で

「なんでだ?分かり易いように説明してくれ」

と要求した。


店員が口の中で何かモゴモゴつぶやいていたので

「大きい声で、わかりやすく言ってくれ」

と、再び説明を求めた。


店員はあきらめて去っていったそうだ。


GACKTは決して感情的になったわけではない。


「ムカついたら何か変わるわけじゃないだろ?
 ムカついて文句言って何もしないのは、愚の骨頂だよ。
 だったら、笑ってサラッと行動した方が意味があると思わないか?」

と、あくまで冷静に振る舞った。


そして、マナーの悪い中国人団体客もいることを指摘し、
ホテルの方針について

「誰がマナーがまもれて、誰がマナーがなってないなんて、
 瞬時にわかるわけがないから、肌の色で“区別”したのだろう。」

と、思い浮かべた。


その上で

「最近の日本人も、マナーのないヤツが多いだろ?国の問題じゃない?」

と、この体験を単に差別問題として片付けはしなかった。


今まで、GACKTには好感を持っていた筆者だが、
更に、GACKTという男の人間性に惹かれたのは、言うまでもない。


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